『ママの愛がおかしい』を読んでみたネタバレ感想

大ヒット作「恋空」コミック版著者・羽田伊吹先生が描く母と娘の歪んだ愛憎劇『ママの愛がおかしい』。ドロドロ系やサスペンス系がお好きな方は、きっとどハマりしてしまうこと間違いなしです！！

今回は、そんな『ママの愛がおかしい』について読んでみたネタバレ感想や筆者の自由な考察、さらには今後の展開予想についてまとめてみました！！

この作品の魅力を少しでも伝えたいと思い執筆してみたので、ぜひゆっくりしていってください♪

※一部どうしてもネタバレを含んでしまいますので、まだ読んでいない方は注意してください！！

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『ママの愛がおかしい』　ネタバレ感想
『ママの愛がおかしい』は、ミュンヒハウゼン症候群を題材にした作品？
今後の展開予想！！
まとめ

『ママの愛がおかしい』　ネタバレ感想

（出典：秋田書店　画像引用許可済み）

サイコパスな母親に注目

前半からかなり狂気的な行動に出る母親がもうめちゃくちゃ怖いです。“娘のため”ではなく、全て“他人からの評価”のためだけに犯罪にも手を染めます。気の強い性格であり、父親にも家庭内暴力を振るうことも。ひとつひとつの仕草や表情がとても恐ろしい…。そんなサイコパス的な母親に大注目です。

ミカの懸命に生きる姿に勇気づけられる

幼い頃から体が弱く、入退院を繰り返しており教室や家でも突然、体調が悪くなってしまうこともしばしば…。さらに人気アイチューバーからか追い討ちをかけるように、その人気を利用しようとする人物まで…。そんな光景を何度も目の当たりにものすごく心が痛かった…。ミカの願いは、ただひとつなんですよね。“普通の女子高生でありたい”。普段、健康に暮らしている我々には気づきませんが、このごく普通の生活が、幸せなのかも？と改めて感じさせられるような作品です。

展開が読めないのでハラハラ感満載

「え？この人が悪いやつなの？」なんて、先の展開が全く読めないほどストーリーが作り込まれていました。そんなサスペンス的な要素も含まれているので、その部分も楽しめるかと思います。ただその内容も少し重めなのでご注意してください。笑

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『ママの愛がおかしい』は、ミュンヒハウゼン症候群を題材にした作品？

ネット上では、この作品は、「ミュンヒハウゼン症候群」という精神疾患を題材にした作品であると噂されています。

ミュンヒハウゼン症候群とは一体どのような病気なのでしょうか？

調べてみたところ、ミュンヒハウゼン症候群は周囲の関心や同情をかったり、懸命に病気と闘っている姿をアピールし精神的満足感を得るために病気や重病であることを装ったり、自傷行為や尿検査などの検体をすり替えたり、偽造工作などを繰り返し行ってしまう精神疾患であることがわかりました。

ただのミュンヒハウゼン症候群だと自分自身で演じるため、母・律子の場合は、“代理”ミュンヒハウゼン症候群であると考えられます。代理ミュンヒハウゼン症候群とは、その名の通り対象が自分自身でなく代理の人に対し傷害などを与える行為です。多くの場合は、自身の子供であるみたいですね…。

母・律子の様子を見る限り、今回の作品に間違いなく当てはまっていると思います。

この律子の異常な行動を早く周りの人が気づいてあげれることがとても重要です。

しかし、ミカの家庭環境の場合、家族一丸となってアイチューブ配信を行なっていることや父親がもうすでにブラック企業に退職してしまっており動画編集に専念しているため発見がかなり難しい状況だと思います。

母・律子が全ての主権を握っていますしね…。

今後の展開予想！！

この作品の鍵を握るのは、間違いなく久住志恩だと思います。うさぎの姿して、“復讐”を成し遂げるという動画が人気のアイチューバーです。この作品は、精神疾患を患う母親に焦点を当てつつもミカが、母親・律子に復讐を完了するという結末で終わっております。よって、久住は、良くも悪くもミカに影響を与えた人物であったと推定できます。

にしてもこの2人。お似合いなので少しきゅん♡としてしまう描写を求みたいです！！笑。

13巻でも引き続き、母・律子の異常な行動が見られています。律子は、ママ友である倉本をかなり敵視していましたからもっと注目を浴びるためにミカに対し過激になっていくと思います。

ミカが心も体もボロボロになる前に早く周りの人、気づいて！！と願うばかりです…。